警告!
この記事の内容の少なくとも一部は『ハリー・ポッター:ホグワーツの謎』からの情報です。この記事の中にはネタバレがあります。 |
破れぬ誓いとは、ひとりの魔女または魔法使いが別の人物に誓いを立てる文言不明の魔法の呪文である。もしふたりのうちどちらかが誓いを破ればふたりとも死ぬ。セブルス・スネイプは1996年にナルシッサ・マルフォイと破れぬ誓いを結んだ。また、フレッドとジョージ・ウィーズリーは幼いロンにいたずら半分で破れぬ誓いを立てさせようとして、父親のアーサーに叱られた。
説明[]
誓いを結ぶ者はひざまずくか向かい合って立ち、互いの右手を繋ぎ、握らなければならない。仲介者はその間に立ち、杖を繋がった手の上に置く。まず、1人が誓う文言を述べる。もう1人が誓う度に杖から赤い光が誓いを結ぶ者の手に流れる。光は炎の縄のように契約者の手を結びつける。結んだ誓いを破るとその者は死ぬ。
この魔法自体は、頻繁に使用されることはなく、その性質から特に未成年間で使用されるべきではない。しかし、フレッドとジョージは遊び半分ではあるが、破れぬ誓いを立てようとしていたことから、破れぬ誓いの呪文自体はそれほど使用難度は高くないと言うことがである。
既知の使用[]
1901年以前[]
1901年以前のある時期に、ユスフ・カーマは父ムスタファ・カーマと破れぬ誓いを立て、母ロレナを連れ去った報復に、さらったコーヴァス・レストレンジ・シニアの同名の息子を殺すことを誓った。しかし、息子は既に死んでおり、この誓いは無効になった。
1980年代[]
1985年か1986年のいずれかに、フレッド・ウィーズリーとジョージ・ウィーズリーはロンと一緒に遊び半分で破れぬ誓いを立てようとした。彼らは杖を出し、右手を繋いで父に発見されたときは呪文を唱える準備ができていた状態であり、父は激怒した。
1984年から1990年のある時点で、ジェイコブのシブリングはキアラ・ロボスカと破れぬ誓いを立てて、キアラを裏切らないようにすることを提案した。破れぬ誓いを破ると死が訪れることを知っていたキアラはその提案を断り、ジェイコブのシブリングを信頼することを選んだ。
1996年[]
1996年夏、セブルス・スネイプはルシウスの妻ナルシッサ・マルフォイと破れぬ誓いを結んだ。仲介人はナルシッサの姉であり死喰い人のベラトリックス・レストレンジだった。彼らはドラコ・マルフォイを危害から守り、アルバス・ダンブルドアを殺害するというドラコの任務を遂行するのを導くことを約束した。
スネイプは実際はダンブルドアの為に働いていた二重スパイであり、ダンブルドアは分霊箱の呪いで死ぬことを免れるために自分を殺すことを要求した。ダンブルドアを問い詰め、殺す機会が十分にあったにも関わらず、殺す事が出来なかったドラコに代わり、スネイプはダンブルドア殺害という破れぬ誓いを果たし、同時にダンブルドアの約束を果たしたのである。
関連項目[]
- 魔法契約の拘束
- 血の誓い
登場作品[]
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (映画)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (ゲーム)
- ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
- LEGO Harry Potter: Years 5-7
- ポッターモア
- ハリー・ポッター:ホグワーツの謎(言及のみ)