Harry Potter Wiki
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リリー、ハリーを連れて逃げろ!あいつだ!行くんだ!早く!僕が食い止める―― ヴォルデモート卿から家族を守ろうとするジェームズ・ポッター

ジェームズ・ポッター1960年3月27日1981年10月31日)はプロングスという名でも知られた純血魔法使いであり、フリーモントユーフェミア・ポッターのひとり息子だった。彼は1971年から1978年にかけてホグワーツ魔法魔術学校に在籍しグリフィンドール組分けされた。ホグワーツに入学したジェームズは3人の同学年のグリフィンドール生、シリウス・ブラックリーマス・ルーピンピーター・ペティグリューらと親友になった。勇猛果敢でスポーツも学業も優秀だったが、悪戯好きで先生方の手を焼かせてもいた。また、闇の魔術に対しては常に抵抗する姿勢を示していたため、入学時点で既に闇の魔術に傾倒していたスリザリン生のセブルス・スネイプとは、お互いに憎悪しあう関係だった。

劇中でスネイプの学生時代の記憶を覗いたハリーは、若き日のジェームズが確かに高慢で、スネイプを特に理由もなく人前で辱めたことに激しく動揺し、失望した。シリウスもこの行為については「自慢にはならない」と認めつつ、どんな時も闇の魔術を憎んでいたジェームズと、反対に闇の魔術に傾倒していたスネイプは常に憎悪しあっており、お互いに挑発しあっていたということや、成長とともにジェームズの精神的な欠点は改善されていったことをハリーに伝えた。

在学中のある時、ジェームズはシリウスがスネイプを叫びの屋敷へ誘い出したと知り、自らの身の危険を冒してスネイプを助け出しに行った。しかしスネイプは、ジェームズが自分の仲間の失敗を取り繕おうとしただけだと信じ、ジェームズに命を救われたと思われることを拒絶した。

7年目、ジェームズは首席に選ばれ、リリー・エバンズと付き合い始めた。ただし、スネイプとの関係が改善されることはなく、お互いに隙あらば呪いをかけようとしていた。

ホグワーツ卒業後、ジェームズはリリーと結婚し、シリウス・ブラックを後見人に息子ハリー・ジェームズ・ポッターをもうけた。ジェームズ、リリーは友人たちと一緒に不死鳥の騎士団に参加して第一次魔法戦争で戦った。ジェームズと妻は3度にわたってヴォルデモート卿の手から逃れていたが、ヴォルデモート卿と幼児である息子に関連した予言がなされると隠遁生活を余儀なくされた。そして親しい友人であったペティグリューがヴォルデモートに寝返りふたりの情報を明かしてしまう。その結果、1981年のハロウィンの晩、息子を守ろうとしたジェームズは妻とともにヴォルデモートの手にかかって悲劇的な死を遂げる。

ジェームズはその後、蘇りの石により1998年にリリー、シリウス、リーマスらとハリーの前に姿を見せている。第二次魔法戦争終結後、ハリーはジェームズ・シリウス・ポッターアルバス・セブルス・ポッターリリー・ルーナ・ポッターら3人の子供をもうけジェームズにとっては孫ができたことになる。ジェームズ・シリウスはジェームズの名前からとられたものである。

経歴[]

ジェームズ・ポッターは1960年3月27日にフリーモント・ポッターユーフェミアに間に生を受けた。フリーモントは1926年スリークイージーの直毛薬を発明したことで知られるベテランの魔法薬学師でかつ経営者であり、ポッター家の財産を1代で4倍に膨らませた。

ジェームズを産んだ際、フリーモント・ユーフェミアは共に魔法使いとしては高齢だった。ユーフェミアは夫との間に長年子供を望んでいたものの、長々妊娠するには至っていなかった。そのため、彼女が妊娠した知らせに夫フリーモントは驚きを隠せなかった。高齢出産で彼を産み、かつ唯一の子供であったことから両親から溺愛されながら育った。そのため、彼は傲慢で誇り高い人物へと育っていった。

ホグワーツ在学中[]

1971 sorting

組分け儀式直後、リリーとシリウスの隣に座るジェームズ

ジェームズは1971年ホグワーツ魔法魔術学校に入学し、グリフィンドールに組分けされた。入学直後、彼は同じ寮の同級生シリウスピーターリーマスと親しい間柄となり、彼らとマローダーズと呼ばれる小さな学生グループを結成した。ジェームズはイタズラ好きだったが、勤勉であり学業成績は優秀だった。

性格と特徴[]

ジェームズは賢く優秀な魔法使いであったが、学生時代はかなりのイタズラ好きで傲慢な性格だった。彼は時間があると時折楽しむためだけにスリザリン生のセブルス・スネイプをいじめたり、呪文を掛け合ったりしていた。しかし、この時からジェームズは闇の魔術に嫌悪感をはっきりと示しており、純血の家庭に生まれたが血統によって優劣を決める考えには猛烈に反対を示していた。特に彼はマグル生まれにたいする差別を非常に嫌い、リーマスのような狼人間に対しても特に偏見を示すことはなく、仲間に受け入れた。

リーマスに対する気持ちは成人した時も変わらなかった。彼が自身の出自を理由に就職活動に難儀していた時期には彼はリーマスに対して金銭的援助を行っている。彼の傲慢な性格も成長するにつれ次第に薄れていき、7年生になると首席に選ばれ、後に不死鳥の騎士団に入団して死喰い人と戦った。勿論彼の傲慢な性格そのものは大人になって完全に無くなった訳ではなかったが、ホグワーツ入学後に比べれば遥かに人格的にも向上していた。

彼は妻や息子を守るため、最後まで勇敢にヴォルデモートと戦い、自己犠牲の精神を見せた。

登場作品[]

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