Harry Potter Wiki
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トム・リドルの杖は、34センチ、イチイ製で芯には不死鳥の羽根が使用されている。ギャリック・オリバンダーによれば、不死鳥の羽根とイチイの組み合わせは珍しいという。また、この杖の芯はアルバス・ダンブルドアの不死鳥の羽根が使われており、同じ羽根を芯とするハリー・ポッターの杖とは兄弟杖の関係にある[1]

トムはこの杖を使い、ジェームズリリー夫妻、アメリア・ボーンズを含む多数の人々を殺害した。ヴォルデモートの命令によってピーター・ペティグリューはこの杖で1995年6月にセドリック・ディゴリーを殺した[2]

歴史[]

出会い[]

1938年、11歳のトムはホグワーツの学用品を揃えるためダイアゴン横丁を訪れていた。彼オリバンダーの店に立ち寄り、トムを主人として選んだ不死鳥の羽根を芯とする杖を購入した[1]

闇の帝王の杖として[]

ホグワーツ魔法魔術学校での学生生活で、トムは外見上模範生を演じたが内面では貪欲で狡猾的であり手段を選ばなかった。彼は自分以外の誰とも信用せず、仲間は自身の目的達成のための手駒に過ぎなかった。ホグワーツの職員からはその模範的な態度から全幅の信頼を寄せられていたが、アルバス・ダンブルドアウール孤児院での彼の様子を見て常に動きを警戒していた[3][4]

1943年夏、トムは母メローピーを捨て、実家に帰った父トム・リドル・シニアへの復讐計画を立てた。その後彼は計画を実行に移し、叔父のモーフィン・ゴーントに出会った。憔悴しきったモーフィンの態度に失望したトムは彼の杖を奪い気絶させ、その足でリドル家の屋敷へと向かい死の呪いで父と祖父母を殺害した。殺害後、ゴーントの小屋へ戻った彼はモーフィンに記憶修正術を使い自身の犯罪を擦り付け自身に疑いの目を向けられないよう工作した[5]

この一件以降、トムは「穢れたマグルの父親」と同じ名前を使うことをやめ、名前のアナグラムからヴォルデモート卿と名乗った。彼は不死を目指すため、ホグワーツの禁書の棚から分霊箱についての書籍を探し出た。

第一次魔法戦争[]

ヴォルデモートは2度闇の魔術に対する防衛術の職を志願したが、いずれも受け入れられることはなかった。彼はその後魔法界全体に対して宣戦布告を行った。彼はこの杖を使い許されざる呪文を多数使用し、逆らう者は容赦なく切り捨て殺害した。第一次魔法戦争を通じて杖は闇の魔術の道具と化したのである。

ポッター家殺害[]

主人との再会[]

ヴォルデモート卿の復活[]

第二次魔法戦争[]

兄弟杖の発見[]

ニワトコの杖の捜索[]

登場作品[]

脚注[]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 ハリー・ポッターと賢者の石』第5章 ダイアゴン横丁
  2. 2.0 2.1 ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第32章 骨肉そして血
  3. ハリー・ポッターと秘密の部屋』第17章 スリザリンの継承者
  4. ハリー・ポッターと謎のプリンス』第13章 リドルの謎
  5. ハリー・ポッターと謎のプリンス』第17章 ナメクジのろのろの記憶
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