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「父さんが知っている人の中でも、おそらくいちばん勇気のある人だった」
―セブルス・スネイプについて、息子のアルバス・セブルスに対してハリー・ポッター[出典]

セブルス・スネイプ教授(1960年1月9日~1998年5月2日)は、魔女アイリーン・スネイプ(旧姓プリンス)とマグルトビアス・スネイプとの間に生まれた半純血魔法使いである。彼はホグワーツ魔法魔術学校(1971年~1978年まで生徒として在学)で魔法薬学教諭(1981年~1996年)、闇の魔術に対する防衛術教授(1996年~1997年)、校長(1997年~1998年)を担当した。不死鳥の騎士団メンバーでもあり、2度にわたる魔法戦争ではヴォルデモート卿打倒のための重要な役割を果たした。

スネイプはエバンズ家が暮らしていた所に近い、マグル居住区の貧しい地域、スピナーズ・エンドで育てられた。彼は9歳の時ペチュニアリリー・エバンズに出会い、リリーに恋をした。そして2人は友人同士となった。1971年、スネイプはホグワーツ魔法魔術学校に入学しスリザリン組分けされた。愛するリリー・エバンズも同年に入学したが、ライバルグリフィンドールに組み分けされてしまった。スネイプはすぐさまグリフィンドールのジェームズ・ポッターシリウス・ブラックに敵対感情を抱くようになり、2人のいじめの対象にもなった。彼は早い段階で闇の魔術に傾倒し、仕返しへの渇望がそれを加速させた。純血至上主義者の多いスリザリンでもいじめの標的にされ、そのために5年目に決別するまで、マグル生まれのリリーとの友情は続いた。リリーの気を引くため、スネイプはスリザリンの仲間と共に死喰い人に加わった。

スネイプは優れた魔法薬学の知識ゆえかスラグ・クラブにも所属した。ホラス・スラグホーンはスネイプの学生時代の写真と彼の上級魔法薬」を保存していた。にもかかわらず、スラグホーンはスネイプの将来に期待せず、写真も他の生徒のそれに埋もれて保存されていた[1]

ヴォルデモート卿によってリリー・エバンズが殺される直前、スネイプは死喰い人から寝返り不死鳥の騎士団に入り、第二次魔法戦争では二重スパイとして活躍した。多くの困難にもかかわらずスネイプはヴォルデモート卿に本心を悟らせなかった。ハリー・ポッターを含む多くの魔法使いはスネイプを信用しなかったが、アルバス・ダンブルドアは2人が死ぬまで明かされなかった理由で、彼を信頼していた。彼の死後、リリー・エバンズに対する強く深い愛情からヴォルデモート卿を裏切ってダンブルドアの側に着いたことが明らかになった。

スネイプのダンブルドアに対する忠誠は厚く、ダンブルドア自身の望みで彼を殺害した。ダンブルドアが死ぬ前、スネイプは魔法省とホグワーツの実権を握るであろう死喰い人たちから生徒を守ることを約束した。それからホグワーツの戦いに参戦したが、スネイプがニワトコの杖の真の所有者であると勘違いしたヴォルデモート卿の手にかかって死亡した。だが、前の所有者であったダンブルドアを武装解除したドラコ・マルフォイが知らず知らずのうちに次の所有者となり、そのドラコから杖を奪ったハリー・ポッターがこのときの真の所有者だった。

スネイプの死後、ハリー・ポッターは学生時代に憎んでいたにも関わらず彼を英雄として称え、校長室に肖像画を残させた。そしてスネイプにちなんで、次男にアルバス・セブルスという名を付けた。

経歴

少年時代 (1960年~1971年)

リリー・エバンズ:「あなたのパパは、魔法が好きじゃないの?」
スネイプ:「あの人は何にも好きじゃない。あんまり」
— 家族について話すセブルス・スネイプとリリー・エバンズ

セブルス・スネイプは1960年1月9日、純血魔女アイリーン・プリンスマグルトビアス・スネイプとの間に生まれた。そのため彼は半純血となった。父親とうまくいかなかったセブルスはやがて母親の家系と魔法の力に気づき自らを「半純血のプリンス」と呼んだ。両親は喧嘩が絶えなかった。

セブルスはコークワースにあるうらぶれたスピナーズ・エンドという地区で育った。町の近くには汚れた川とボロボロの家、閉鎖された工場と割れた街灯が並んでいた。彼は大人になってからも、学校がないときはいつでもここで過ごした。子供のころのセブルスは汚れた髪に「わざとそうしたかと思えるほど」ちぐはぐの服装をしていた。親からは十分な愛情を受けられず、ホグワーツ魔法魔術学校へ通うのを心待ちにしていた。

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リリーは魔女であると教えるスネイプ

リリー・エバンズとその家族はスピナーズ・エンドに近い同じ町に暮らしていた。セブルスはときどき陰からリリーを観察し、彼女に魔術の力があることを確信してすぐに友人となった。スネイプは声をかける前からリリーに特別な感情を抱いていたがリリーは良き友人としてしか見ていなかった。同時に彼はリリーの姉ペチュニアを軽蔑するようになる。ペチュニアはマグルでありスネイプの服装と生い立ちを馬鹿にした。

セブルスはリリーにホグワーツのこと、吸魂鬼のこと、また、両親のことなどを話して聞かせた。

ホグワーツ在学中 (1971年~1978年)

「ジェームズとスネイプは、最初に目を合わせた瞬間からお互いを憎み合っていた」
―セブルス・スネイプとジェームズ・ポッターの関係についてシリウス・ブラック[出典]
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スリザリン組分けされる直前のスネイプ

セブルスは1971年から1978年までホグワーツ魔法魔術学校に在籍し、当時魔法薬学教授ホラス・スラグホーン寮監をしていたスリザリン組分けされた。1年目の初日、初めてホグワーツに向かう汽車に乗ったセブルスはリリー・エバンズと一緒に席に着き、ジェームズ・ポッターシリウス・ブラックに出会った。この初対面のときに生まれた敵意は彼らの生涯に渡って続いていくことになる

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ホグワーツ在籍時のセブルス・スネイプ

シリウスによれば、セブルスは早い段階から闇の魔術に秀でていた。11歳にして彼は7年生より多くの呪いや呪詛を知っていた。彼はエイブリーマルシベールらのちに死喰い人となるスリザリンの一団と友人関係あったとされる。セブルスは「レビコーパス」や「リベラコーパス」、耳塞ぎの呪文といった頻繁に使われる呪文舌を口蓋に貼りつける呪い足の爪が伸びる呪詛、そして「セクタムセンプラ」といった数多くの有用な呪文の開発で知られた。他にシリウスが言及したスネイプの友達にはエバン・ロジエールウィルクスがいた。セブルスはまた、スリザリンに組み分けされたときやさしく挨拶し、1年生の時に監督生だったルシウス・マルフォイとも親しかった。リーマス・ルーピンピーター・ペティグリューも同学年の生徒だった。

ジェームズと彼の友人グループは7年間の学校生活を通してたびたびセブルスとケンカを起こした。セブルスの憂いの篩に収められた記憶では、彼は内向的で勉強熱心な学生であり、その一方、ジェームズは問題児で人気があり肉体派だった。ジェームズは初対面の時、セブルスがスリザリンに入ることを希望したため即座に敵意を抱いた。ジェームズのリリーへの想いとセブルスの彼女への親しさと報われぬ恋もふたりのいがみ合いに一役買った。

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忍びのいじめを受けるスネイプ

憂いの篩に収められたある記憶では、ジェームズがセブルスを宙吊りにしてリリーたち大勢の生徒の目の前で下着を晒すといういじめの場面が記録されていた。リリーはセブルスを庇いにやってくるが状況は悪化しただけだった。威厳を取り戻そうとしジェームズを攻撃して失敗した後、セブルスは思わずリリーを穢れた血と呼んでしまったのだった。リリーは度重なる謝罪にも関わらずこれを許すことはなかった。これはスネイプにとって最悪の記憶だった。

セブルスは満月になるとリーマスが消えることに気づき、一度疑いを確かめるため暴れ柳をくぐって彼をつけた(暴れ柳の通り方はシリウス・ブラックに教わった)。このときジェームズの助けがなければセブルスは命を落としたかあるいは人間でいるということを覆されかねない(狼に変身したリーマスに噛まれる可能性があった)ところだった。ジェームズは事情を知るとセブルスの後を追ってリーマスが狼の姿に変身している叫びの館につく前に彼を止めたのであった。アルバス・ダンブルドアはセブルスに秘密にしたが彼にはリーマスの正体は明らかだった。7年生の時、ジェームズは成長して横暴さはなりを潜めセブルスへの憎しみは相変わらずだったが、リリーも彼とのデートを拒まなくなった。シリウスによればセブルスは常にジェームズにとって「特別な相手」だった。リリーはやがてジェームズと結婚し、セブルスの彼に対する恨みはさらに深まることになる。

半純血のプリンス

「半純血のプリンス蔵書」
―スネイプの『上級魔法薬』に書き込まれた署名[出典]

セブルスは少年時代から優れた魔法使いだった。それは魔法薬の教科書に顕著で、ここに書かれた書き込みにはスネイプが教科書の内容を学ぶのと同時に、授業の間に発明した呪い呪文、新たな魔法薬について載っていた。

Advanced Potion Making pages

半純血のプリンスによる無数の注釈と訂正

セブルスの魔法薬の教科書には彼が発明に関わった呪いや呪文が記録されていた。相手の足首を固定して逆さに宙吊りにする「レビコーパス」や相手の体を切り裂いて大量の出血を催す「セクタムセンプラ」(剣のように使用者の動きに合わせて切り裂く)などである。「レビコーパス」はなぜかセブルスのもとを離れ5年目の終わり頃にかけてホグワーツで広く使われるようになった。その他には相手の耳を不明瞭な雑音で塞ぐ「マフリアート」や足の爪を急速に伸ばす呪詛などがあった。セブルスの教科書は1996年にハリー・ポッターの手に渡った。ハリーは半純血のプリンスのヒントを活用しその年の魔法薬の先生スラグホーン教授の賞賛を得た。ハリーは半純血のプリンスの正体がセブルスであるとは知らず、彼をセブルスよりずっと良い教師であると考えていたが、のちに真実を知って大いに落胆した。

Property of the Half-Blood Prince

スネイプの上級魔法薬に書き込まれた署名

魔法薬の教科書には「半純血のプリンス蔵書」と書き込みされていた。ハーマイオニー・グレンジャーの調査によればプリンスとは彼の母親の旧姓であり、これは母の旧姓と自分の血統を合わせたニックネームだった。ハリーはスネイプのニックネームとトム・リドルが自分につけた名前の仰々しさの類似点について指摘した。このニックネームは秘密であり、リーマスにはセブルスがこの名前を公に使った記憶はなかった。

舞台裏

登場作品

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