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君は友達だから。助けてくれたことずっと忘れないよ ニュート・スキャマンダー

ジェイコブ・コワルスキーとは、ポーランド出身のアメリカノーマジであり、1920年代ニューヨークリビングトン街435で暮らしていた。

ジェイコブは1910年代第一次世界大戦で従軍した。アメリカ合衆国に戻った彼は缶詰工場で働き始めるが、パン屋を開くことを夢に見る。1926年12月6日、ジェイコブは2300ドルの融資を受けるためスティーン・ナショナル銀行に行くが断られてしまう。この銀行で彼は、魔法動物を発見・記録するためにニューヨーク滞在中のイギリス魔法使いニュートン・スキャマンダーと出会う。

経歴[]

生い立ち[]

ジェイコブは1900年ごろポーランドで誕生した。彼は早いうちにアメリカ合衆国に移住した。家族についてはほとんどわかっていないが、ハトを飼っていた祖父とジェイコブにポンチキのレシピやパン焼きの楽しさを伝授した祖母がいた。

従軍と戦後の人生[]

ジェイコブは第一次世界大戦で戦った。ジェイコブはアメリカの外征軍の一員としてヨーロッパで任務に就き、戦争が終結を迎えるまでの間をそこで過ごした。そして1924年にアメリカに帰国する。

戦後、長い軍隊生活を経て彼が得られた仕事はモートン・デール缶詰工場での単調な労働しかなかった。そのため、1926年12月6日、ジェイコブは夢であったパン屋を開くための資金を得ようと銀行で融資の申請を行った。

1926年末までにジェイコブはミルドレッドという女性と婚約したが、結局破談となった。

ニュート・スキャマンダーとの出会い[]

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スティーン・ナショナル銀行におけるジェイコブとニュート

パン屋開業資金の融資の相談のためスティーン・ナショナル銀行を訪れたコワルスキーは到着時、スーツケースから逃げ出したニフラーを追いかけるニュート・スキャマンダーと出会う。ニュートがニフラーを追ってせわしく動き回る中、ジェイコブは彼がオカミーの卵を置き忘れていったことに気がつく。これをニュートに渡す前にジェイコブはギルバート・ビングリーのオフィスに通される。ジェイコブはビングリーにパンが入ったスーツケースを見せるが、彼はどうやって返金するのか尋ね、機械化した工場ほど収益を得られないとして申請を拒否した。オフィスを出たジェイコブは卵が孵り始めていることに気づいてニュートを呼び止める。ニュートは呼び寄せ呪文で卵とそれを持っていたジェイコブを引き寄せ金庫に近い階段吹き抜けに姿くらましした。ニュートがニフラーを捕獲すると同時にビングリーが現れ、ニフラーに荒らされた金庫を目の当たりにするとジェイコブが強盗を試みたのだと勘違いした。ビングリーが警報を鳴らすとニュートは彼に全身金縛り術をかけ、警備員が到着するとジェイコブを連れて銀行の外に姿くらましした。そして、ニュートはコワルスキーをオブリビエイトしようとするが、このノーマジは間違えてニュートのスーツケースを掴むとそれで彼を殴打して走り去った。

収穫なくしてジェイコブがアパートメントに戻ると、婚約者ミルドレッドは彼のもとを去る。それからまもなく、ジェイコブがケースをベッドに置くと中から何かが動く音が聞こえた。ジェイコブがそれに近づくと留め金が外れ数匹の魔法動物が中から飛び出し、マートラップが彼に噛み付いた。逃げ出したビリーウィッグを追ってニュートとティナ・ゴールドスタインがジェイコブのアパートメントに到着すると建物は半壊しジェイコブはマートラップの傷のせいで気絶していた。ニュートは修復呪文でジェイコブのアパートメントを元通りに戻しティナはふたりを自分の家に連れて行った。

動物の捕獲[]

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ニュートのスーツケースの動物と触れ合うジェイコブ

ティナのアパートメントにおいてジェイコブはクイニー・ゴールドスタインと出会い、夕食とシュトゥルーデルをご馳走になる。その晩、ジェイコブはニュートがスーツケースの中に入っていくのを目撃し、手招きされて自分も入った。彼はニュートの動物コレクションを目にし、魔法界で相手にされないこれらの動物を世話していきたいというニュートの願いを聞いた。ジェイコブは魔法で作られた自然環境の中を歩き回り、ニュートは動物を数えて何匹逃げ出したかを確認した。ジェイコブはニュートが闇の具現化であると説明するオブスキュラスに遭遇し触れてはいけないと警告を受ける。ふたりは脱走したエルンペントを最初に捕まえることにしてスーツケースをあとにした。

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ニフラー捕獲に成功したニュートとジェイコブ

ところが、ニュートはニフラーが再び逃げ出したことに気が付く。ふたりが宝石店の前にを通りがかるとニュートはショウケースに潜むニフラーを発見する。ジェイコブがニュートのスーツケースの留め金が外れたことに気づいてそれを押さえる中、ニュートとニフラーはガラスを割って通りに転がり落ちた。ふたりはそのままニフラーに戸惑う警官隊に包囲された。ジェイコブは目の前を悠々と歩くライオンを示して警官隊の注意を引きニュートが彼を連れて姿くらましした。

セントラル・パークダチョウとすれ違ったふたりはすぐさま、エルンペントセントラル・パーク動物園に押し入って檻を壊したせいで動物が歩き回っていたのだと悟った。エルンペントはパートナーを求めてサイに接近していた。ニュートはジェイコブ身を守るためのヘルメットとベストを着せ、このノーマジにエルンペントの分泌液を持たせると自分はスーツケースに誘導するため求愛ダンスを行った。不運にも、逃げ出したアザラシが放った魚がジェイコブにあたり、ジェイコブは分泌液を自分にこぼしてしまう。エルンペントは逃げるジェイコブを追ってパークの凍った池を走り抜け、やがてニュートが彼をスーツケースに収容した。しかし、ふたりもスーツケースに入ると尾行していたティナが彼らを閉じ込めこれをアメリカ合衆国魔法議会(マクーザ)本部まで運んだ。ここでジェイコブ、ニュート、そしてティナまでもがセラフィーナ・ピッカリー議長パーシバル・グレイブスの命令で逮捕された。

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ジェイコブのマクーザ脱出を手助けするクイニー

記憶を消すため忘却術士サムがジェイコブを連行していたが、クイニーが現れてサムを脅迫し彼を助け出す。ふたりはそのまま、ニュートのスーツケースとティナの杖を取り戻すためグレイブスのオフィスへの侵入を試みた。クイニーのかけた開錠呪文は失敗しジェイコブがドアを蹴り開けた。それからふたりは処刑場から脱出したニュートとティナに遭遇した。クイニーは他の3人をスーツケースに入れてそのままマクーザ本部をあとにした。

一行は魔法界スピークイージーザ・ブラインド・ピッグを訪れ、ニュートは脱走したデミガイズドゥーガルの情報を求めて小鬼のギャングスター、ナーラックと交渉を開始する。ジェイコブは注文の仕方が分からず、バーテンダーの屋敷しもべ妖精から屋敷しもべ妖精を見たことがないのかと聞かれると、もちろんあると答え叔父も屋敷しもべ妖精だったとのんきに言い返した。ナーラックが懸賞金のために彼らをマクーザに通報していたことが判明すると、ジェイコブは彼を殴り倒しニュートは彼からボウトラックルピケットを取り戻した。闇祓いの一段が到着すると4人はまたもや姿くらましで逃亡した。

ナーラックからの情報を頼りに、4人はギンズバーグ・ドロネー・デパートメントストアでデミガイズを発見した。デミガイズは彼らが数え忘れていた、卵から孵ったオカミーのもとに走っていった。オカミーは物置を埋め尽くすほどの大きさに膨張していた。ジェイコブはゴキブリをティーポットに投げ入れることでオカミーのサイズを縮ませることに成功する。

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ニューヨークの街を破壊するオブスキュリアルを目撃したあとのふたり

ニュートのケースに動物を戻すと、ジェイコブは3人について街を暴れまわるオブスキュラスの追跡に参加した。クイニーは彼を安全な場所に残しておきたがったがジェイコブはあくまで同行を主張した。クイニーはその開心術の能力によって第一次世界大戦におけるジェイコブの苦悩を察知した。

グレイブスの正体がゲラート・グリンデルバルドであると判明して彼が捕獲されるとピッカリーはジェイコブの記憶を消すよう命じ、クイニー、ティナ、ニュートに別れを告げる時間を与えた。ジェイコブは記憶を消す雨の中に踏み出し、クイニーは魔法の傘の下で最後の別れのキスを交わす。やがて我に帰ったジェイコブは困惑してひとりでその場に立っていた。

帰宅[]

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パン屋のジェイコブ

ジェイコブはモートン・デール缶詰工場の仕事に戻った。ある日、彼は通行人にぶつかる。彼が突然重くなったスーツケースを開けると中には銀行の担保のため、匿名でニュートから送られた銀のオカミーの卵のからが入っていた。1927年3月までに、ジェイコブはパン屋コワルスキー・クオリティ・ベイクド・グッズを開業した。彼はニュートといたころに知った動物によく似た幻の動物をモチーフにしたパンや菓子を作った。コワルスキーのパン屋は人気を博し大繁盛となった。

ある日、クイニーが店を訪れジェイコブは彼女を見つめて笑みを浮かべた。

外見[]

性格と特徴[]

ジェイコブは温厚で思いやりがある性格で、周りにいる人は自然と彼に友達になった。彼はパン屋を開業して人々を幸せにしたいという夢を抱き続け、缶詰工場で働くことは本望ではないと感じていた。社交的である彼はニュート・スキャマンダークイニー・ゴールドスタインなどといった魔法使いと直ぐに仲良くすることができた。ジェイコブは最初こそ魔法に対して鬱陶しく思っていたが、他のマグルとは異なり次第に魔法に対して理解を深めるようになり、魔法界での冒険に興奮を押さえきれなかった。

能力と技術[]

  • 社交性:彼は友好的な性格故に多くの人から好かれる存在だった。この性格は後のパン屋の開業に大きな影響を与えた。
  • 意思の力:ジェイコブは一見臆病者であるように見えるが、困難な状況に立ち向かい、感情を制御する不屈の意思を持っていた。彼はゲラート・グリンデルバルドの演説を聞いていたが、恋人クイニーがグリンデルバルドの思想に惹かれる一方でジェイコブは最後までグリンデルバルドの考えに抵抗し、彼の鋼の精神と道徳観を示した。
  • 決闘:ジェイコブは第一次世界大戦で遠征軍としてヨーロッパで戦ったことから重火器などの戦闘技術をある程度持っていると考えられる。
  • 魔法動物:ジェイコブはマグルだったが、魔法生物を手懐けられた。

舞台裏[]

登場作品[]

脚注[]

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