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わが領地に侵入せし、ふとどきな輩は何者ぞ!もしや、わが落馬を嘲りに来るか?抜け、汝が刃を。いざ、犬ども! カドガン卿
カドガン卿はアーサー王に忠誠を誓った円卓の騎士の一人。とりわけ有名な人物というわけではないが、アーサー王物語の魔法使い版にのみ登場する。カドガン卿が大変な危険を冒してワイのワイバーンに戦いを挑み、これを打ち倒したことはよく知られている[1]。死後、卿は肖像画としてホグワーツ城占い学の廊下の端に掲げられ、永遠の存在になった。卿は肖像画になったあとも、生前と同様の「正気の沙汰ではない勇気」を示した。

経歴

生い立ち

カドガンは中世イギリスの魔法使いの家庭に生まれた。同じ境遇のイギリスの子供たちの多くがそうであるように、カドガンもホグワーツ魔法魔術学校に行くことになり、その並々ならぬ勇気によりグリフィンドールに組分けられた。カドガンの生きた時代を考えると、彼がゴドリック・グリフィンドールその人から教えを受けたということも十分考えられる。カドガンの杖はリンボクで、そのにはトロールのひげが使われていたであろうと、現代の魔法使いたちは信じている[1]

彼は人生のある時期に魔法使いマーリンと親交を結ぶようになり、それがきっかけとなって円卓の騎士の名誉に浴することとなった。言い伝えによると彼は3度結婚し、3度とも相手の女性に逃げられた。また17人の子の父親でもある[1]

ワイのワイバーンとの戦い

やがてカドガン卿はウェスト・カントリーを脅かしていたワイのワイバーンの討伐を命じられた。最初の対決で馬を失い、杖を折られ、剣と鎧のバイザーを溶かされてしまったカドガンは命からがら逃げ出した。しかしカドガンはあきらめなかった。近くの草地にいた太った仔馬にまたがると決死の覚悟で折れた杖を振りかざしながらワイバーンに突撃。ワイバーンは頭を下げてカドガンを馬ごとひと飲みにしようとしたが、折れた杖が舌に突き刺ささり腹の中から立ち昇るガスに引火して化け物は爆発してしまった。カドガンと仔馬はどうやらその戦いを生き延びたようである[1]

死後

Cadogan3

カドガン卿と太った仔馬(いつもの肖像画)

カドガン卿の話は魔法使い版アーサー王物語には記述されているが、マグル版には含まれていない。彼は魔法使いの間でさえ著名な人物とは言い難い。しかし彼の名誉を称えて作られた言い回しもある。「カドガンのポニーに乗ってやろうじゃないか」という表現は、苦境の中でベストを尽くすことを意味する魔法使いならではの言い回しである[1]

不釣合いに大きな剣と太った仔馬を描いたカドガン卿の魔法の肖像画は、彼の存命中に "気の毒な魔法使い" によって描かれ、死後、ホグワーツ城の八階にある占い学の廊下近くの踊り場に掲げられた。ハリー・ポッターホグワーツ校に在学中、何度もカドガン卿の肖像画に出くわすことになる。

1993~1994学年度

カドガン卿: 「さらば、友よ。高貴な魂、鋼鉄の筋肉が必要ならこのカドガン卿を呼べ」
ロナルド・ウィーズリー: 「呼ぶよ、変なのが必要なときはね」
―カドガン卿とロン[出典]
Sir cadogan1

ハリーたちを占い学の教室へ案内するカドガン卿

1993年、カドガン卿は初めてハリーに会った。最初はハリーたちを侵入者とみなし戦いを挑もうとしたが、占い学の教室を探していると知るや俄然元気を出した。"探求"に喜んだカドガン卿は、途中さまざまな絵を通り抜け、絵の中のフープスカート姿の婦人たちを驚かしながらハリーたちを教室へと案内し、最後に別れを告げた。その後、太った婦人グリフィンドール塔に押し入ろうとしたシリウス・ブラックの襲撃にあうと、ブラックが捕まるまでの間、婦人に代わりカドガン卿がグリフィンドール塔の門番を務めることになった。彼以外に、名乗り出る勇気のある者がいなかったことがおもな理由である。しかしこれにはみんな大弱りだった。カドガン卿は誰かれかまわず決闘を挑んだし、そうでなければとてつもなく複雑な合言葉をひねり出し、少なくとも一日二回は合言葉を変更した。グリフィンドール寮の寮監であるマクゴナガル教授は他になすすべもなく、これらのことに目をつむるしかなかった。しかし、シリウス・ブラック(ネビル・ロングボトムが書き留めた今週の合言葉リストを手に入れていた)をグリフィンドール塔の中に入れてしまったカドガン卿は即座に首になり、警備のトロール廊下を巡回することを条件に太った婦人がもとの仕事に復帰した。

1995~1996学年度

1995~1996学年度にハリーはカドガン卿に出会った。ハリーが絵の前を通り過ぎようとするとカドガン卿が隣の絵に駆け込んでハリーを追おうとしたが、絵の主の、怖い顔のウルフハウンド犬に撥ねつけられた。[4]

1996~1997学年度

1996~1997学年度におそらくカドガン卿に恋してしまったダラマ・ドダリッジは、彼のことを"素敵な殿方" ("dashing") と呼んだ。

ホグワーツの戦い

Sir cadogan2

ハリー・ポッターの傍らで肖像画の中を通り抜けていくカドガン卿

1998年5月2日ホグワーツの戦いにおいてカドガン卿は、ハリーたちへ死喰い人を叩き出せと激励の言葉を浴びせながら城中を走り回った。カドガン卿は死喰い人のことを "犬"、"悪党"、"ほら吹き"、"ゴロツキ" とさまざまな言葉で罵った。

登場作品

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 Writing by J.K. Rowling: "Sir Cadogan" - Pottermore
  2. World Exclusive Interview with J K Rowling
  3. カドガンの両親は魔法使いだった。ポッターモアはオリバンダーの母親がマグル生まれであることはわざわざ明記しているため、カドガンの両親(どちらか、あるいは両方)がもしマグル生まれだったら同様にポッターモアに記述したのではないかと考えられる。しかしながらその想定が正しかったとしても、カドガンの両親がマグル生まれではなかったことがわかるだけであり、カドガンが純血だったのか半純血だったのかは不明である。
  4. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第12章 アンブリッジ先生

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